個人ブログではお久しぶりです、hitoyasumiです。デジカ関係の記事は今現在完全にnoteの方に移行しており、また、最近デジカの対戦動画をYouTubeに上げ始めたのでこちらではほぼバトスピ専門となっております。


つい先日、来年の1月後半から施行されるバトスピの新禁止制限が発表されました。その結果からこれからの環境はどう変わっていくのかということとなどについて書いていこうと思います。


⚪︎禁止制限の内容に関する所感

すごく妥当な制限かなと思いました。個人的に現環境は覇皇、ゼクス、氷姫、00、アルケーパラディンの5強であると思っており、アルケーパラディンは今回そこまで影響なかったものの前回でメスが入っていることから、ようやく環境の最前線に大きな切れ込みが入ったと思っています。


特にメガデッキ産の覇皇とゼクスに規制がかかったことで1年続いたメガデッキ政権も少しは落ち着くのかなと思います。というか落ち着いてくれないと環境の上位層が変動しないままになってしまうため新しいカードを使う意味もなくなってしまい不味いかなと。


個人的に氷姫はやっとこれで健全なレベルに落ち着いたと思ってます。耐性持ちながらブロック出来ず、マジックへの回答もバーストへの回答も持ってるのははっきり言って異常であり、それでいてクラーラで必要なカードを持ってくる対応力も持ち合わせたトンデモデッキだったのでようやくスタートラインと言ったところでしょう。


00に関しては半年ぐらい待ったあたりからタイミングを見計らっていたように感じます。既定路線だったのかなと。プトレマイオス自体2コスのネクサスで4ドロー分ぐらい掘り進めることができたので、バトスピの長い歴史見てればコラボ産とは言えやりすぎたのでしょう。それだけ、プトレマイオスというカードはガンダムコラボデッキのインフルエンサーとしては十分な働きをしたので、そろそろ第3弾をぶち込んできて新たなカンフル剤を投与してくるような気がしますね。なんとなく、seed系かオルフェンズだと思ってますが、どっちでしょうか。


⚪︎次環境はどうなるか

間違いなく言えるのはアルケーパラディンは強いままです。まあ、前回の規制後も生き延びてたのですから当然です。もし仮にこのデッキを本当に止めようと思うと相当量の規制が必要です。この手のデッキはあらゆるチューニングが可能なので、バトスピ運営が本気だしてこないと、グッドスタッフデッキの象徴たるこのデッキは生き延び続けるだろうと思います。


他は氷姫の強いパーツを残しつつチューニング性能もあるいわゆる白コン、要するに白グッドスタッフも強そうです。盤面に触る除去力と白ネクサスによる妨害性能は相変わらず高いのでこちらもtier1に食い込んでくると思います。


これらをtier1と据えた際に活躍できそうなのが、機竜、アマテラスあたりの赤白コントロール的な色合いのデッキと覇皇でしょう。ネクサスに触ることができ、純粋なリソース合戦に強い赤白のカラーリングのデッキは根強く残れそうです。覇皇もロード零という大量破壊兵器を失ったものの、ブレイヴァーのバースト破棄でアレックスを剥がしながらの盤面制圧はなお健在であり、ネクサスへの対処をどうするかさえ考えておけばリペアは容易かなと思います。


他だと起幻デッキは地位が良くなりそうです。特に注目してるのがドラグノとWBSでこれらはドロー力が半端なく高いので盤面の取り合いにも十分対応でき、初速もヴィーナ有する起幻ということで早いためシェアを伸ばすのではないかと考えています。


⚪︎いつも通りこっからが本題

前々からブログ本文を書くときにそれっぽく話を進めては、話の本題をスッと入れ替えていくのが常套手段の僕。当然今回も制限改定後の話をしたいだけではないのです。


実際問題として考えて欲しいのが、今回の規制に至るまで何ヶ月同じデッキが活躍してたんでしょうか。もちろん地域差はあれど、チャンピオンシップの入賞を見ると大分固定化されていたのは見て取れるかと思います。


特にアルケーパラディン、氷姫に関しては規制されてなお環境最前線でフロントライナーとして走り続けていたわけなので、規制がどこまで意味をなしていたかというと疑問を覚えます。前述のように、アルケーパラディンを規制して止めるというのは多くを否定しないと不可能だと思うので理解できますが、氷姫に関してはただただ考察が足りていなかったと思わざるを得ません。


僕は氷姫を使っていた側のプレイヤーであり、氷姫を止めようと思うならクラーラ、プリヘーリア、グランウォーデン 、アガーフィア、白の世界から3枚かけてようやく止まるかどうかだと考えていました。僕みたいな考えのプレイヤーがどれだけいたかはわかりませんが、少なくともアガーフィア1枚のみ規制された氷姫が止まると考えていたプレイヤーは少なかったと思います。実際にSNSで反応を見てましたが、その印象が強かった。今になってみれば統計取ればよかったなとちょっと後悔。


要はプレイヤー視点で見ても、既にどこまでの効果があるのかは目に見えていたわけです。そんななかでも氷姫を止めようとしたのか、ディフレクタードラゴンのようなぱっと見露骨なメタカードを投入していました。ただ、あまりにも微妙な性能だったので、発売した瞬間からろくに使われませんでした。メタカードを擦っても意味を為さなかったのも相まって、この半年間の氷姫への規制は意味をなしてなかったのです。


大会がなかなか開催できなかった去年度は規制に踏み切れないのも理解できました。しかし今年度に関しては進捗こそ遅いものの進行はしていましたし、それ故にデータもあるはずです。しかし、7月後半の規制から半年間さらに氷姫は放置されていました。この事実は受け止めて欲しいと僕は思います。


遊戯王では環境の変化により早く対応するために4ヶ月に一度としていた制限改定を3ヶ月に一度に早めたという例があります。そのようなゲームがある中で半年ごとに更新してるようではいくらなんでも遅いと言われるのも無理はありません。慎重になるのもわかりますが、もう少し早くゲーム環境に対応できるよう、規制のタイミングを決めておくなどの対応を検討して欲しい、そう思います。


それでは。