転醒編3章より、「ドラグノ」を採用した赤起幻を紹介。

○デッキリスト
バトスピ部

3 パイオニアバードドラゴン
3 ドラグノ魔石強化兵
3 アレックス(Re)
3 ドラグノ総軍団長
3 ドラグノ攻城兵
3 サカターノベア
3 ドラグノ王
2 ライコウドラゴン
3 ヴィーナ
3 赤の世界
2 竜人の創界石
3 聖龍帝の大創界石
3 青の世界
3 白晶防壁

40枚

○解説
赤起幻の新しいアーキタイプである”ドラグノ”をオーソドックスにまとめてみました。実際の環境は選択するカードが変わる可能性はあります。それを踏まえた上でご覧ください。

1.既存の赤起幻と何がかわる?
まず既存の赤起幻と違うのが、ドラグノ王の存在だと思います。
BS54-X01

このカードは疲労状態であれば常に相手の効果を受けないため、苦手とする紫起幻の紫の世界を気にせずにアタックを仕掛けることができます。この耐性が今までの赤起幻に求めていたものだったのです。
というのも、赤起幻は攻めにおいては赤の世界における早いターンでの決着、要はスピードゲームを可能とするデッキですが、それを他の色の世界系ネクサスの存在によって生かすことができなくなっていました。
BS53-TX02
BS52-TX03[1]

特に、紫の世界はどの色の世界よりもきつく、コアシュートにはクロノドラゴンでも対処できないため赤起幻を使う上で紫起幻は障害となる存在です。それに対抗する手段があるのは期待せずにはいられません。

また、赤の世界との組み合わせもやはり強力です。
BS52-TX01[1]

赤の世界はよく裏面のシンボル追加効果に注目されがちですが、それはバトル終了時にスピリットが残ることがあまりないという問題があるからであって、表面も決して弱い効果ではありません。そのスピリットを残すことがドラグノ王によって容易になりました。この際に竜人の創界石のアタックステップ終了を阻止する効果と組み合わせることで、以前よりも白晶防壁以外のカードで止まりにくくなっています。

2.解封止めプレイ
新しく登場した創界石ですが、このカードの転醒は指定コア以上が載ったタイミングであれば、いつコアをのせても転醒できるのです。要は相手ターン中の転醒が可能です。
BS54-009BS54-010

つまりこれら。
これらのカードは召喚時に赤の創界石にコアをのせられ、色を問いません。
なので、
BS54-TX01

3コア載ってるこれに1コアのせると、
BS54-TX01_b

こうなってお互いの生き物が吹き飛びます。

これ割と意味わからなくないですか?
このプレイ自体どれぐらいの使用頻度があるかは不明なんですけど、相手ターン中に転醒して盤面吹っ飛ばされるのって相手からすると考慮しておかないといけなくなるのでうっとおしそう。

この転醒タイミングを選べるゆえに、創界石に1コア載せるという効果を持つカードが相手ターン中に出るのが相性よさそうに思いました。ほかの大創界石は紫以外はちょっとやりにくいので赤青、特にドラグノ赤起幻ならではの小技になりそう?

○採用カードの話
以下採用したカードのお話です。

・パイオニアバード
BS52-003

このカードないと遊精に勝てません。ワイズドラゴンにクロノドラゴンがいないため、創界神を破壊できるカードが減ってしまっており、このカードで遅らせないと勝てないです。

そもそもこのカードは結局赤の起幻を持ってこれますし、ヴィーナは転醒カード持ってこれるのでこのセットを抜くほうが難しい。

・ドラグノ魔石強化兵
BS54-003

創界石サーチと同名以外の竜人をサーチできます。
3コストで2回アタックできるのでシェパードールのような防御札を抜けることができます。

・アレックス
BS52-RV007[1]

魔術皇の大創界石のせいで使われなくなるという考えもある反面、逆に新しき世界やクロノドラゴンが使われなくなることでこのカードが生きてくるという考え方もできるのです。実際どちらに振れるのか不明なので一応採用。抜く対象でもある。

・ドラグノ総軍団長
BS54-006

ドラグノ版ワイズドラゴンと思いきや、このカードはスピリットにしか乗せれません。
その代わりにドローがついきたり、ライコウドラゴンでこのカードを餌に追撃できたりなどできる仕事は全く変わるので、別物といったほうがよさそうです。

理想としては、大創界石→魔石強化兵+このカード→赤の世界+ドラグノ王とつなぎ、白晶防壁を探しながら動く展開。この間4ドローできてるので、このカードは処理を誘いやすくライコウドラゴンをさしやすい。

・ドラグノ攻城兵
BS54-008

メルトドラゴンと選択。このカード召喚時が強制のせいで白対面意外だと使いにくさが目立ちますが、このカードを採用したくなるくらい白起幻は今季強いと思っているので、あえてこちらを選択しました。4コストで出せますが、もとは6コストということで赤の世界と相性がいいという見方もあり、人によって意見が割れそう。

・サカターノベア
BS54-009


めっちゃ強い。
このカード召喚がその後なので、相手の青の世界等の転醒時効果処理後に召喚されることになり、召喚時に根幻回帰させずに破壊可能です。各色の世界ネクサスはすべて配置時効果を持つためこのカードは非常に環境に刺さっており、このカードを使える点が赤起幻の今後の強みとなる、そんな期待を持つ一枚であると思います。

・ドラグノ王
BS54-X01

今後の赤起幻を変える1枚だと思います。
今回はドラグノ赤起幻としてくんでいますが、既存のワイズドラゴン等が入った構築ともかみ合うと思います。

・ライコウドラゴン
BS54-010

竜人版テスモポロス。レベル2で召喚すれば、破壊時効果を封じることができ、主に青の世界へのカウンターとして有効に思います。3枚にしてもいいと思う。

・ヴィーナ
IMG_4217

このカードを赤起幻で抜く日は来ないと勝手に思ってるんですが、世のプレイヤーがどう思ってるかはわかりません。少なくとも僕は魔術皇の大創界石が怖くて抜いた赤起幻つかうならほかのデッキ使います。

・赤の世界/赤き神龍皇
BS52-TX01[1]BS52-TX01_b[1]


新しき世界不採用故に2キルパターンが減りましたが、表面も有効に生かせるようになり、真にこのカードの性能を引き出せるようになったと思います。今後ともあそばせてくれ。

・竜人の創界石/ドラグノ魔神
BS54-061BS54-061_b

異魔神に転醒する創界石はデッキ構築の際はネクサスではなくブレイヴであると考えるようになりました。盤面において使うカードではあるものの、そのタイムラグやシンボルがない点は場にないのと同義であり、初動になりえないため、ブレイヴのスロットとして採用していると考えると何となく自分の中ですっきりしました。

このカードは表面の神秘の効果が白相手に非常に有効なので前述の解封止めも視野に入りやすいカードだと思います。ブレイヴ条件竜人であるゆえに低コストドラグノが追撃によりフィニッシャーになるなど、メリットは大きいですが、シンボル増加なら赤の世界でもできるので抑えています。

・聖龍帝の大創界石/ディクトゼレン
BS54-TX01BS54-TX01_b

冷静に考えて、破壊されないし、消されもしない2シンボルを常に置きながら相手の盤面をいつでも破壊しに行けるとなると強そうに思いました。次環境は創界神は起幻であろうと割られうる環境ですし、遊精がこれだけ生き続けてるとフィールドマジックの採用率も伸びてくると考えられるのでこのカードの安定したシンボルを生かしつつドラグノ王+赤の世界で詰めに行けるのは次の赤起幻ならではではないか?そう考えています。

・青の世界/青き異神
BS52-TX03[1]BS52-TX03_b[1]

上のカード入れてこのカード入れない理由もないでしょう。
ドラグノにこだわりすぎず、赤青ライクの起幻デッキにするならこのカードはより活躍しますし、もういっそのこと赤くならない君?(パイオニアで拾いたい)

・白晶防壁
BS52-RV008[1]

困ったらいつでもディクトゼレンでごまかしに行けるので安定して耐えれるカードをちゃんと3枚取ろうという考え。ドラグノ王を重疲労から起こすことも考え3でもいいだろうという判断。

○終わりに
今回はベースとなりそうなデッキを目指しましたが、メルトドラゴンはめちゃくちゃ入れたいし、
ちょっと冒険すると竜人には、
CB02-X01_cb11

これや、
CB05-XX01_cb11

これがあるので、僕としてはデジモンアドベンチャーしたくなったりします笑

大創界石により既存の赤起幻、赤青起幻ライクなデッキも大きく変わりそうなので新弾環境が非常に楽しみですね。

それでは。