カードゲームにつきものな規制論争。
バトスピの方で急遽新制限が発表されたためこの記事を書き留めた次第です。
まあ、内容は新制限に対する感想ではなく。
まず、ちょっとだけ昔の話をさせて貰います。
僕は昔、ジークヤマトフリードってカードが大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大嫌いだったんですよ、勝つために使ってたけど。
当時覇王編初期ということもあり、ライフ減少時バーストがバースト中でも一番強い環境でした。
ライフを取りに行けば、ミブロックバラガン、絶甲氷盾、しまいにはジークヤマトフリードを踏み抜くということで、正直殴るのが馬鹿らしい環境であり、環境で流行ってるのはオライオンを使うデッキアウトや姫ループと、まあ殴るのが馬鹿らしくなる環境だったというのを今でも覚えてます。
そんな環境を助長していると考えていたこともあり、ノーコストでパッと出てきて、BPの高さから処理も難しく、1枚で盤面を制圧しきるジークヤマトフリードは嫌いでした。
そんな当時に僕は代表勝ち取ったので、ジークヤマトフリードは良くないカードであるということを大々的に主張してました。
まあ今思えば痛い話であり、かと言って、当時の僕を全否定するほど間違った主張だとも思ってないのでこの話はここで終わりとしますが、今回の話の主題はこれです。
要は規制に対する意見があるとして、あなたはその意見をどのように示すのか?って話です。
僕の場合は規制に対する意見を出す場としてブログを選択して、僕なりの考えを書いていたわけです。故に色々な意見があることを間違いだとは思いません。
例えば、
1.規制すべきものがあるはずなのにそれをしないことに不満を示す。
2.自分が嫌いなカードにそれ相応の理由をつけて声をあげる。
3.静観、達観する。
適当に上げるならこの辺のリアクションを起こすのが多いと思います。
3.を選択できない大人になりきれない人、まあもちろん僕含めてですが、それをすることは別に良いと思います。より良い環境でゲームしたいと願うことが間違いなのかという問いに対して間違いと答えるプレイヤーはまずいません。そのための行動として公式のTwitterアカウントにリプライを送るとかいう過激行動でもなければ、こういう場で賛同を得ようとすること自体は悪いことではないでしょう(と自分の行動を正当化しつつ)。
ただ、1.2.を選択する上でちょっと意識してみてほしいななんて感じる、というよりそういうことを書き続けてきたからこそ感じていることがありそれが、
"主観性以上の客観性"です。
主張するのですから主観が入るのは当然です。しかし、その意見がただの主観性の塊であるなら、それは最近Twitterを止められた例のあの人の連ツイートばりの痛々しさを孕んでしまいます(まあ、あの人の意見の全てが間違っているかというとそうではないと思う、という擁護の意思も見せつつ)。
他人に共感してほしい、納得して欲しいなら、その意見に持たせるべきは"客観的な視点や意見"であり、主観がそれを超えては"エゴ(独りよがり)"として見られてしまいます。
僕らのような人間がなぜ不満を表に出してしまうかと言えば、前述にあるような"より面白い環境でゲームをプレイしたい"という目的があるはずで、不満を言うのは手段でしかないんです。そんな手段のために自分を貶めるようなことをすることはもったいないんです。
人の沸点は人それぞれなので、怒りの矛先となる事象全てに対して理解を示せるかと言えばそうではないと思います。しかし、そこに客観性が入ることによって"共感"を得やすくなり、またそれによって"エゴ"ではないことを示せるのではないかと思うわけです。
昔の僕がどこまでそのことを理解していたかというと正直覚えてないんですが、こうして文字にできるほどは理解してなかったとは断言します。そしてなんでこんなことを書いたかといえば、昔の自分はこうだったのかななんて思ってしまうことがあって、勿体なく感じたってのがあります。
こんなこと書いてる自分自身がカードゲーマーである故に主観が入りやすく、ついエゴを出してしまうことが多いため説得力にかけるかと思いますが、こう言う機会でないと気になったことを書き残すこともないだろうと思い、ここにあえて残します。
それでは。
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