良く聞く話で、ネガティブなことを言い続けると精神的にもネガティブな方に傾いてしまうと言った話がある。


例えば、もしあなたがゲームに負けて、「このゲームおもんな」と言ったとすると、本当はそこまで思ってないにもかかわらず本当にそのように思えてきてしまうということだ。


言葉というのは人間誰しも繰り返し使うもので、自分が一番その影響を受けやすいと言える。要は繰り返し使う言葉というのは、良く耳にする言葉ということであり、自分が一番影響されやすい。


ここでタイトルに立ち返ろう。つまりここまでの話で僕が言いたいのは、自分が発する言葉そのものが影響し、自分への呪いとなっていないだろうかという考え方だ。それこそ、「ゲームがつまらない」と言い続けてしまうと、そのゲームを面白くて始めたはずにも関わらず、つまらないものと感じるようになってしまうのではないか?そんな話である。


他の例を出すなら、「自分は運がない」というのも同様だ。ただその日良くない方向に転がっているだけで、週単位で見たらそんなことないと客観的に言えたとしても、つい口ずさんでしまうだけでそう強く思えてしまうのではないだろうか。


そうならないように僕なりの対処法がある。それが、"今の""今日は"などその状況が続いている期間を限定する方法である。そうすることで、そのタイミング悪いだけと自分で暗示をかけ、ネガティブな考えに至る期間を限定させることができる。


ネガティブな思考の中で生まれるものはある。それこそ負け続けるから上手くなろうという考えに向かうきっかけは生まれると思う。しかしネガティブな思考を引きずり続けることは、なにかをやり続けるという意欲を落とし、結果的にそれをすることを遠ざけてしまいやすい。だからこそポジティブに生きましょうなんてありきたりなアドバイスをするわけだ。


正直そんな忠告に耳を傾ける必要はない。人なんて基本馬鹿だからやるなって言われたことをやるし、アホだから昔注意していたことをいつのまにかやってしまうのだから落ち込むことなんて幾らでもある。だからこそ各々のポジティブに向かうための分岐点が必要なのだ。要はポジティブスイッチ、略してPS。このPS、他の略語に見えてこないだろうか?そう、プレイヤースキルだ。


プレイヤースキルと一言に言ってもカードゲームが上手いだけじゃない。いくらか長い対戦を勝ち抜くためのメンタル維持もプレイヤースキルであると思う。どんなにうまい人でも負けるときは負ける。でもじゃあその負けた人は負けたままなのか?


答えはノーであるのはここまでの話で察することができるだろう。つまるところPSが高いとは、長い対戦を戦い抜くだけのメンタル面での自信や切り替えの巧さも含まれる。


僕の場合自分に呪(まじな)いをかける。自分に次は勝てと言い聞かせる。どんな時でも強気に立ち回れ、引くなと言い切る。そうやって負けることを恐れて引くことを諦めされる。やらずに後悔するならやって後悔して負けろ、そう思わせるのだ。


これは僕の場合の話である。単に呪いと見れば悪く見えるが、呪いにも種類がある、そんな話。


それでは。