※画像は公式、ホエーモンのみバトスピwiki
青緑デジモンが上手く組めないなら組まなければ良いじゃない←?
⚪︎導入
1.青緑デジモンとしての問題点
青緑デジモンを普通に組もうとした際直面するのが、バーストを踏みまくるという点。特に召喚/煌臨時バースト(主にファラオム)に関してはもうどうしようもない。
一応、一乗寺賢の効果でアタックステップ中の対応は可能になったものの、神域達成に7コアは幾ら"デジモン"と言えども遅く、そもそもの問題として対象が完全体/究極体のアタック中だけなのだ。エクスブイモンやスティングモンに進化した瞬間は勿論、パイルドラモンに超進化させた瞬間も対象外。
ここまで解説すれば、お気づきだろう。
そう一乗寺賢は弱いのだ。
この意識があるかどうかは重要である。これを強いと思っている限りはファイターモード[2]とか言う2代目主人公機につい乗り換えてしまうにちがいない。
そんな青緑デジモンではあるが、"デジモン界における革命児"の存在により、初号機の改修(もとい対抗策)が進められたため、この辺の問題は対処しやすくなった。さらにはこのカード"全色の6コスト"なのだ、なら青緑においてやる事はただ一つ。
みんなのハート(ライフ)打ち抜kuz...
間違えた。
そのライフ、貰い受ける!
環境の夜明けは近い。
2.度重なる追加で強化された初代FOK
ロボットアニメにおける初号機は改修され、最終回にて主人公機が爆発した後に再活用されるものと相場が決まっている。正にその爆発した後が今なのだ。2代目主人公機として着任したファイターモード[2]は行動不能(というより環境についていけてない)。初号機が再登場するには打ってつけのタイミングなのだ。
ここで勘違いしないで貰いたいのが僕の言う初号機とはこれではない
→ http://kaadodehitoyasumi.livedoor.blog/archives/19348052.html
僕の思う"真の初号機"があるのだ。それは僕がまだこのブログを開設しておらず、02コラボブースター発売翌日に真っ先に作ったデッキだ。
バトスピ部
https://club.battlespirits.com/bsclub/mydeck/decksrc/202002/11582896924396_20200228.html
これは当時のもの。
この時から時代も進み、数々の技術発展(もとい環境のインフレ)が起こった故に、このデッキは矢面に立つことなく廃れてしまった。しかし今、冒険は進化する。
3.リスト
バトスピ部
https://club.battlespirits.com/bsclub/mydeck/decksrc/202002/11582900442238_20200228.html
3 ブイモン
3 エクスブイモン
3 ホエーモン
2 ファイターモード
2 パラディンモード
3 ジオウ
3 アレックス(マリンエンジェモンでも)
2 スピッツァードラゴン
3 青魔神
3 本宮大輔
3 鍛冶神殿
3 シャッガイ
3 ストロングドロー
1 マントラドロー
3 白晶防壁
GEAR戦士電動にて北斗と銀河が途中から別々に戦っていたように大輔と賢も別々に戦うことぐらいあるわけだ()
⚪︎解説
ここからは真面目に。
上記に挙げている青軸FOKの最新版です。緑断罪をベースとしたタイプは爆発力の高さから、受けさえすれば一瞬でコンボパーツを広い勝ちまでつなげることができますが、現環境はそもそもまともにやっていては受けが成立しません。なので受けるための一手間を必要とします。そこで用いるのがこれらです。
ホエーモンとシャッガイです。
現環境、召喚時効果はデッキを回すためにも必須となっており、使わないデッキはありません。特に遊精対面でガーヤトリーフォックスの召喚時を止めればこちらのアレックスが通るので防御が容易になり、ターンを貰うのが楽になります。そこでこの2枚です。
シャッガイに関して、青シンボルであることに目を瞑れば、軽減が全色なこともありどんなデジモンデッキにも採用可能なポテンシャルがあります。赤紫デジモンにおいても召喚時持ちのアタックを誘って完全体を出し、そこを足場にガブモン友情の絆につなげてコアを縛ると言った使い方ができるので本当に遊精相手に耐えることを考えるなら一つの手ではあります。
ホエーモンに関して、レベル1の召喚時メタもさることながらレベル3の効果も優秀です。遊精のブレイヴしてないサラスヴァティーや音速、妖怪の大多数のスピリットを止める事ができるので、耐えてから1撃で仕留めにいくこのデッキとの相性は悪くありません。
耐えてからどう仕留めるかと言う話ですが、僕が初代FOKを組んだときにはなかったカードを使用します。
インペリアルドラモンライダーモード
仮面ライダージオウです。
このカードはジオウらしく、仮面アタック最中であれば先にフラッシュを行えます。つまりジオウからアタックすれば先に煌臨が可能です。更にこのカードは全色のカードなので、ブレイヴしてコストの上がっているジオウにファイターモードが煌臨した際、緑青のスピリット煌臨時の手札の使用を封じる効果も使用できます。これにより白晶等の4コストやトリヴィクラマのいる8コストが使用できなくなるため防御が難しくなります。
このコンボ自体はまあまあ知られているコンボですが弱点があります。それがフィールドで発揮する神技には無力という弱点です。手札を封じても神技で除去できてしまうなら正直煌臨する意味も薄いです。故に、僕はキングタウロス大公に頼っていたし、多くの人がそうしていました。
しかし、大輔の登場で状況も変わります。神域達成6とまあまあ重いですが、ネクサス耐性をファイターモードにつける事ができるようになり、簡単に処理されなくなったほか、耐性持ち故に煌臨時の疲労効果が効かなかった相手も神技ですり抜けられるようになりました。キングタウロス大公の完全フラッシュ封じは確かに強力ですが、そのコストの重さからもわかるように手間がかかります。それに比べるとジオウはコストも軽く出すのが容易なので、ようやっと差別化できるようになったのです。
⚪︎動かし方
普段動かし方ってあまり書かないのですが、今回はデッキが変態デッキなので記述します。
回し方としては青のネクサスを足場とし、ブイモンからのエクスブイモン進化でデッキを回し、ファイターモード+ジオウ+青魔神を引き込み、タイミングをみて上記3枚でワンショットを打ち込みます。
この際、対面によっては神技の除去が容易だったり、疲労できない耐性持ちスピリットがいたりなど様々なので、大輔の神技/神域が必要になるかを判断して決めにいくタイミングを見計らいます。なお、武装は対策してないので諦めて()
⚪︎ピックアップ
・ブイモン
昔からファイターモード自体は強いのでデッキにできるけど、そこにブイモンが入らないのが気にいってませんでした。そんな理由もあってブイモンも使った上で形にしたいと常々思っていたわけです。それぐらい僕はブイモンの進化ラインが好きなのです。
今回ちゃんとした?まともな?回収範囲を持つカードとしてリメイクされたこともあり、ブイモンを使うことに意味のあるファイターモードを作ると言う目標が制作背景にあったりします。
・仮面ライダージオウ、スピッツァードラゴン
6色故にファイターモードの追加効果を誘発できます。6コストなのでブレイヴは必須ですが、色魔神をつけることのできるコスト帯なのもあってかなり良い組み合わせだと思います。
ジオウは以前採用していたクロノデックキッズを使う際、コンボパーツが4枚いるという点を自身が煌臨元になることで3枚で完結するコンボへと進化させており、スピッツァーは苦手としたファラオムの回答を兼ねます。どちらを用いても勝ちのルートが開けるのはデッキスロット圧縮の意味もあり確実な進化です。
・ファイターモード
僕はこのカードはコラボカードのあるべき姿だと思っています。唯一無二のテキストを持ち、厳しいながらも達成を目指すことに意味のある追加効果を持っているカードだからです。どうしてもライドラモンとこのカードのレベル2を同時に維持するのは手間がかかるので色魔神に頼ってしまうのですが、それでも十分実用的に唯一無二の性能を見せつける事ができるコラボカードなので大好きです。
・ヘファイストスの鍛治神殿
コラボ外の方にも是非知って欲しい、超汎用的な青ネクサスです。
手札保護により、何度か名前の挙げている女神顕現を躱せる他、凍れる火山等の手札を減らそうとしてくるネクサスに非常に有効なのです。
また、レベル2からは低コストのビートダウンを阻害する効果もあるので、準備に時間がかかったり、手札を減らされると途端に何もできなくなるデッキとは好相性です。他のコラボでも十分検討の余地があるので是非知っておいて下さい。
⚪︎終わりに
僕の意地みたいなものもあって、改修という形で青に寄せたファイターモードワンショットを紹介しました。ファイターモード+ジオウの組み合わせで無理があった点を大輔が上手くカバーしてくれており、このコンボを狙うのもだいぶ実用的になったと思います。
このデッキを作らずとも、作る上で検討して欲しいカードを幾つか紹介しているので、参考にしていただければと思います。
それでは。
※ここからは愚痴になります。
〜〜〜〜〜
最近のコラボカード、特にXレアは中途半端に汎用的な効果を持たせようとするせいで、コラボ先をいまいち知らない層にも売ろうとしてるのか、はっきり言って使わないカードを多々作っていると思っています。そんなものを作るぐらいならコラボ内でしか使えない性能でも良く、尖った性能の唯一性のあるカードを作って欲しいと常々思うのです。
例えば、電王やジオウⅡのようにそのコラボのそのカードでしかできないアイデンティティを示して欲しいのです。そうでなければ、そのカードはコラボ先の絵が描いているだけの既に類似効果のあるカードにしかなり得ません。
今後ともコラボブースターを続けるなら、そのコラボデッキならではのアイデンティティをどうデザインとして落とし込むかは非常に重要だと思っています。今回のデジモンは持っている効果は汎用的なものばかりですが、デジモン(スピリット)×パートナー(創界神)という形でなんとか"絆"を表現していると僕は解釈します。ただそれは僕がデジモンを好きだからこそできる解釈でもあり、見慣れた効果に飽き飽きしている人がいてもおかしくありません。
既にコラボブースターも3年が経過し、飽きや限界が透けて見える時期です。だからこそ今一度考えて欲しいと思っていますし、そう言う視点で僕らも評価すべきタイミングだと思います。コラボブースターが続いてくれること自体は嬉しいのですが、どんな効果でもファンは買うだろう。そんな状況はあまり喜ばしくない、そう感じます。
〜〜〜〜〜
※愚痴終了
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