アマテラスといえばCEOアマテラスを思い出すhitoyasumiです。はい、ヴァンガードです。バトスピとはぜーんぜん関係ない。
日本神話における最高神という位置づけもあり、多数のカルチャー作品に引っ張りだこなアマテラスですが、バトスピだとそう多くありません。そんなアマテラス、今回満を辞して創界神になりました。超煌臨編の物語の大トリということもあり期待の大きい彼女ですがその強さは果たして如何に?
今回は僕がどうアマテラスについて考えてたかを順序立てて書いてみることにします。
・アマテラスはどう強いの?
硬いです。デッキの中になんら不自由なくオオヒルメと鉄壁の盾(アルテミックシールドも一応)が入るので全く受けられないデッキはない印象を持ってました。ターンに1度とは言え、好きなタイミングでライフを守ることができる神域と相まって、負けにくいデッキであると思います。死龍も以前負けにくいデッキであると言いましたがライフバーンにも対抗できる点からそれ以上の硬さです。
○アマテラスはどう弱いの?
白晶1枚で止まります()
対抗しようと思えば適当にグランウォーデン入れるとかして対抗出来るかもしれませんが、はっきり言って白晶でなかろうとも相手の防御札1枚で基本止まります。それこそグランテラスがアタックしても転神したクリシュナで止まるし、ヴァガヴァットギーターが付いてれば追撃すらできません。この辺も死龍と良く似ているのですが、死龍であればホワイトライダーでコアを縛ったりマグナマイザーという最終兵器でその辺の問題をどうにかできます。けれどアマテラスでは厳しいです。これがアマテラスが弱いと言う側の理由であり、遅いから弱いのではないかという理由づけにもなっています。現に僕もその認識でしたし、実際触るまでは微妙という評価でした。
○アマテラスを使う上での視点変更
上で挙げたようにアマテラスは基本的に防御札を突破する術を持ち合わせていません。これは現代バトスピにおいては致命的です。環境のトップに位置するデッキは防御札を無効にする手段を何かしら有しているか、または防御札を構える余裕もないくらいの速度でこちらを倒しにくることができるデッキばかりであり、それができないアマテラスを微妙と評するのは至極当然の事でしょう。
では逆に、どうすればアマテラスを使う上で強い構築ができるのかを僕は考えました。そのヒントがこのデッキ。
そうです、皇獣です。
皇獣なら白晶をケアしようと思えばゼウスを使えばできるじゃねーか!ってそこのあなた。逆にお聞きします。
皇獣使っててゼウス使えるようになるまであなたは殴りに行かないんですか?
違いますよね?普通にゼウスなかろうがぶん回してウィゼルレオンブレイヴ連パンして勝ちに行きますよね?ゼウスなくてもそれで勝った試合いっぱいありますよね?それで白晶切らして勝った試合いっぱいありますよね?
そうなんです、"メインの神煌臨"とシーカー2種で"キルパーツを集めることができる"アマテラスもそれに近いことができるはずなんです。たしかにグランテラスはアマテラスがないと転照界放はできません。でもアタック時に焼きはあるし、最低限ダブルシンボルです。ブレイヴしてれば3点です。感覚マヒしてるから弱そうだけど、普通にゲームセット級です。要はなにが言いたいかと言うと、皇獣のように早い段階で攻めれる能力はあるので、そんなアマテラスなら攻めることで白晶で耐え続ける余裕を無くして勝ち切れる、そう考えました。ゼウスと違ってエクストラターンこそ取れないけど、アマテラスには"ライフバーン"があります。このライフバーンをケアするために生き物を出さなければそれはもうこっちが"マウントを取ってる状態なので負けようがない"です。そのためにも素早くライフを削る動きを考える必要があります。
○攻めれるアマテラスのための考え
皇獣のように攻める能力はあると言いましたが、それを実行するためにはシンボルが必要です。それに関しては2色創界神特有のゴッドシーカーのシンボル追加効果で実はかなり用意しやすいです。なのでどうすればキルターンを早められるかを考えます。
そのために必要となったのがこれらのカード。
"ギョウフウドラゴン"と"ジークフリード魁"です。
ギョウフウドラゴンは1コスで出せる2打点であり、焼きとドローをこなします。意外とアマテラス、手札のリソースは死龍のように"長く持たない"のでドローできるカードは貴重です。それでいて回復効果がついてるのでブレイヴつければ4打点です。なおちゃんと武竜なのでアマテラスレベル2の神域にも反応してバーンを飛ばすことも可能。
続いてジークフリード魁は上のギョウフウドラゴンにブレイヴ中に載れば3点×2で先行2キルを可能にしてくれるカードでもあり、オオヒルメバースト後に煌臨して耐えるための受け札、そして、なによりも甲竜の突破手段として強いです。
魁は召喚/煌臨し、焼き効果を使った後の時点で15000以下の生き物がいるかを参照します。つまり盤面更地ではアンブロがつきません。ですが転神した神がいれば別です。アンブロがつきます。これによって転神したクリシュナヴィシュヌを利用してシンボルを増やして"甲竜を倒す"ことができます。またアマテラスがある時ですが、グランテラスアタック後に神速等でブロッカーが出た後、"魁に煌臨すればアマテラスのバーン1点"が入ります。
これら2枚の追加で化神や創界神なしでも2.3キルのルートが開拓できました。もちろんそれらがあるに越したことはないですがあるなしに関わらず攻めることができるのは上記2枚を使う魅力であると思います。
・デッキリストと解説
バトスピ部
https://club.battlespirits.com/bsclub/mydeck/decksrc/202001/11580378571533_20200130.html
3 ウズメ
3 サルメ
3 ギョウフウドラゴン
3 51代目ソウルドラゴン
3 オオヒルメ
3 グランテラス
3 ジークフリード魁
2 ヴィヤーカラナ
23
3 暁光
3
3 アマテラス
3 ヴィシュヌ
2 太陽神殿
8
3 連環ノ計
3 鉄壁の盾
6
2キルルートとしては、
ゴッドシーカーまたは太陽神殿スタート→神またはシーカー→ギョウフウドラゴンまたは主君6コスどちらか→ブレイヴして殴るまたはグランテラス
と動くと1→1→1で3コアしか使わずに盤面に4.5打点できているのでもうプラス1あると5点です。
要求値はそこそこありますが、仕留め損なってもアマテラスならオオヒルメ、鉄壁の盾、アマテラス神域と防御手段は豊富なので1ターンを貰うことは可能でしょう。攻め落とせず、相手が圧倒的に捲ることができる手札でなければ、相手はライフバーンをケアして場に生き物を置いておくことができなくなるのでこちらのものです。
・ウズメ、サルメ
ルックできる枚数がツクヨミなんかと違い4なので1度に2.3枚拾えることがザラです。スタート両方持ってた際どちらから出すかですが、甲竜、遊精相手で防御手段加えないといけないと思ったらサルメ、そうでないならウズメで連環ノ計を探します。
・ギョウフウドラゴン
あんまりやりたくないですが、後攻シーカーの動きだしを潰せる利点もあります。特に遊精対面ならシーカーやピッグレストから入ることも多く、初動の緑シンボルをつぶせばそこからキルされることはまずないです。まあサラスヴァティーかブラフマーからアラマンディーついたら泣いていい。
このカード問題がありまして、天渡ついてません。暁光つけたら4ドローで来たりとカードパワーありますが、甲竜のイクサトよろしく調整されている問題はあり。ただ強いカードであることは間違いないので使ってみて判断することをお勧めします。なお、今新環境になったばっかで遊精多いからこれ入れられるけど妖怪流行ったら入れ替えるかを結構考えてる枠です。
・51代目ソウルドラゴン
このカードなかったらアマテラスどうしようもなかったと思いますはい。アマテラスで落としたシーカーを拾ったり、素直にグランテラス拾って神煌臨まで行けたりとこのカード1枚からできることは非常に多いです。またアマテラスレベル2神域達成時ならこのカードは1枚で2打点のバーンダメージをあたえるフィニッシャーになるためいつ使っても強いです。攻め出しで使うので1枚手札に常に握りたい。
・オオヒルメ
誰がどう見ても強いのわかってるので割愛。強いて言えば天界放の効果ややこしいのでQ&Aに目を通しておくことをオススメします。
わかりやすいフィニッシャーです。主君にしか煌臨できないので使うならソウルドラゴンかオオヒルメを抱えます。無効効果はかなり強力ですが、グランテラスの無効効果はフィールドに出てから発揮するタイプのバーストには有効です。例えばアレックス、オオヒルメみたいな。逆にラグマンティス、アルティースはバースト効果発揮後に召喚なので無効にできないのでそこは注意
このカードの使い方としてはコアブーストです。基本的にトラッシュに落ちてれば、ソウルドラゴンか暁光で拾えばいいので抱えてないでかなり積極的に切ります。導入で話したように皇獣のレオンみたいなものだと思ってください。良くやるのは無理やりブレイヴ引っ張ってくるために2回神煌臨して2コア余剰コア作ってシーカーでブレイヴ探すとかは良くやります。
・ジークフリード魁
サブフィニッシャーです。甲竜妖怪対面で使います。妖怪対面はこのカード1枚だけだとダメですが、このカード+他のカードの組み合わせで耐えることはあります。魁で盤面飛ばせば基本的に相手はツクヨミの神技を切らざるを得ず、そうなると打点が不足することはあり得るのでそこにプラス1枚、できれば2枚のカードを使いたいです。基本的にアマテラスは妖怪対面をツクヨミ神技込みをみて耐えるのは要求値もありなかなか厳しいので不利だと思ってます。
このカードの真骨頂はどちらかと言えばアンブロと煌臨時にアマテラスレベル2神域でバーンを飛ばすことなので攻めに使うのが理想です。
バースト効果優秀ですし、妖怪や遊精の創界神は鉄壁の盾の上からでもライフを削ってきます。そのらへの解答として有用です。ブレイヴ付けて4打点作ったりと腐ることはないでしょう。
ドロー&焼きをこなしつつ、創界神ブレイヴ時はトラッシュ回収可能です。焼き効果をこのデッキならヴィヤーカラナ以外の生き物につけておくことでアマテラスレベル2の神域を誘発できます。また、自身を回収できないソウルドラゴンを回収できるので攻めの起点を作り出すのに貢献します。まあまあ必要コアかかるのでご利用は計画的に。
サブの創界神として、個人的には赤ブラフマーもあり。赤ブラフマーは魁でも神託対象であり、2コアで転神できるのでより積極的な攻めが可能です。
こちらの利点は防御にも使えることです。なかなか3コア載ってることも珍しいですが鉄壁の盾を抜けてきたブレイヴしてない創界神を止めたりなどが一応可能です。基本的には神煌臨用のコア置き場と思ってください。
核なので徳を積んで引き込みましょう。公式の言った言葉は重い。
なおレベル2の神域は"できるの任意効果"です。要は強制ではありません。上手く使いましょう。
何度か言ってきたようにシンボルがあるだけで動きだしが楽なのがアマハラ系列の創界神の特徴ですが、アマテラスもその例に当てはまります。
シーカー以外のシンボル供給要因他、レベル1効果でギータークリシュナを無理やり突破、トリヴィクラマやアレス神技を耐えれますし、レベル2効果で皇獣や甲竜をメタります。デッキバウンスに対応してないのがあれですが残る効果故に現環境で使えると言う場面は多いです。
入れない理由を聞きたい。スサノヲの護国に比べると2コスかかるのは弱いですが、このカードは戻ってくることで好きなだけ連打できるのが強みだったりするので一概劣ってるとは言えません。
基本的に現環境、防御札拾い損なったら逝くだけなので手札に入る防御は強いです。シシャノショと違ってライフバーンに対応してませんがそこはアマテラスの神域でごまかしてください()
この手のカード抜け穴が多いので、このカードを生かすためにもヴィヤーカラナは相性良いと思ってます。
○終わりに
アマテラスで前のめりに攻める意味、構築等紹介してみました。僕自身、この構築は妖怪魔影に不安が残るのでもう少し色々試してみようとは思ってます。環境も動き出したばかりなので今回紹介したカードも頭に入れつつ、自分の思うアマテラスの構築を探して下さい。
それでは。
コメント
コメント一覧 (8)
ありだとは思うんですが、紹介したデッキとはコンセプトが異なるかなと思います。
環境的にはありなんだけど、それを使っても勝てるか怪しい相手が多いなと思うのが現状です。
正直候補にすら挙げてませんでした。
というのもアマテラスというデッキは、ソウルドラゴン、オオヒルメ、グランテラス、魁と高コスト帯のカードが多く魁以外は減らすことのない枠だと考えてます。魁も僕は0という事はないと思ってるのでこれ以上高コストは増やせないというのが個人的に感じています。
全くなしという事はないですが、上記に挙げた枠を抑えてしまうとグランテラスの使用頻度も下がってしまう恐れがあるので僕は必要ないと考えます。
ありがとうございます😊
これからも面白い記事書けるように精進します。
前寄せの赤白にサジッタの採用はアリでしょうか?
枠の関係でしたら申し訳ないのですが、明確な不採用理由等ありましたら教えて下さい
そう言って下さると書いた甲斐があります^_^
特に今は緑が多くシーカースタートもザラなので生きやすいと思います。
確定枠ではないですが使うほど可能性を感じるカードなので是非使い倒してください!
4コス連パンは強いけどどうしようか悩んでたギョウフウドラゴンが凄く使いたくなりました!
今日起きたら早速使わせていただきます。