ワイルドバウトでも予選抜けした人がいたなど、ある程度存在が周知になってるデッキですが、あえて触れていこうと思います。

サンプル
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※ワイルドバウトで調整付き合ってたゲンキくんからレシピ貰いました。

軽く解説すると、ワイルドバウト環境はタイタスが生きていたので、デッキアウトに対抗でき、対白対面でスローダウンを狙えるようにアークが入っていたり、バーストをあえて3種4枚に散らすことで読みにくくしています。アーサーは1枚ヤマトにした方がいいようです。


1.赤ハイブリッドって何?
別名:赤界渡と言っても良いです。一応化神のアポロXもいるのでこう呼びます。デッキとしては皇獣要素の方が強くなった星竜といった感じ。しかし、星竜よりも皇獣の方が多いのでどっちとも呼べないのでコンセプト的には新しいと思っていいと思います。

特徴的なのは、星竜の万能性と皇獣の安定性が上手く合わさっていると言う点。星竜は馬神弾、アポローンによるボードアドバンテージを取る能力は高いですが、皇獣と違い創界神ネクサス等で手札を維持すると言うのが難しかったのが以前までの問題点でした。環境に通常の強力なネクサスが台頭している中、星竜の対ネクサス性能は皇獣よりも評価されるべき点でありながらも、皇獣の安定感、なによりもゼウスの用いにくさで劣ってしまい使用者が少なかったのが現状です。

しかし、界渡を持った強力な皇獣、皇獣王Zの存在がその状況を変えます。もともとドローソースとして、星竜にも茂上駿太の採用は検討されていて一定の評価を得ていました。そこにゼウスへの神託が可能な皇獣であり、界渡まで持っている皇獣王Zが登場したことで、星竜でも皇獣とほぼ変わらずにゼウスを用いることが可能なったのがこのデッキの始まりにあると思います。

2.どんな点が優れているか?
先程も言いましたが、星竜の万能性と皇獣の安定性の良いとこどりがされている点です。皇獣に少なかったボードアドバンテージを取る能力を持ち合わせていながら、星竜に少なかった使いやすく、恒久的なリソース確保手段を有しているため、"非常に多く(万能性)"のデッキと"長いターン(安定感性)"戦えるデッキなっています。これは、星竜のみ、皇獣のみでは難しく、組み合わさったことでなし得たと思います。

上記利点を有していながらさらに、星竜のライフバーンをアポロX採用により色濃く残しているのも特徴です。星竜の最終的な詰め方

アポロX+シャイニングソード+馬神弾(+アポローン)

という手段を用いることで、最大で、
・アポロXのアタック時の1点
(・アポロXアタック時の9000焼きにアポローンの神域反応して1点)
・シャイニングソードの効果による1点
・馬神弾の神域による1点

と、これだけの効果ダメージを"一度に"叩き出す手段を有しているため、非常に受けにくいです。それでいて、ドローとトラッシュ回収に優れた皇獣の要素で楽にこれらを揃えることができるので星竜よりも狙いやすいです。

しかも、皇獣王Zとリュキオースを合わせれば、ゼウスに簡単に5コアを神託できるため、星竜らしい詰め方のみならず、皇獣らしいゼウスを用いたエクストラターン追加による勝ち方もかなり狙いやすいです。これにより対面したデッキごとに効果ダメージで勝つのか?連続アタックで勝つのか?をその時々で選択しながら戦えるので、無理なく非常に多くのデッキと戦えます。ゼウスにコアが載せやすい都合、星竜よりも一段と受けが強く、駿太のドローで手札が切れにくいため、継戦能力が高いのも星竜ではなかった特徴です。

3.欠点はないの?
ほとんどないといえばないですが、対面付き合ってた身で感じたのは、星竜、皇獣に存在した素早いキルというのはあまりないです。ゼウスと数枚の創界神がある状態から、皇獣王Z+リュキオースが飛んできてエクストラターン取られて負けることはあるにはありますが、ブレイドラを噛んだ最強ムーブをされでもしない限りはそこまで揃わないので、速度という点では本当に僅かに皇獣に劣っているかなと思います。また、星竜よりもメインステップ中にスピリットを破壊する手段が少ないので機人のシビュラは皇獣の時に変わらず厄介です。

4.総評
この後の3on3でも見かける可能性のあるデッキなので知っておこうということで説明しました。本当に色々なプランが取れ、赤らしいボードコントロール性能が高いデッキです。

次シリーズから系統:界渡が減ってしまうようなので強化が続くかはわかりませんが、リュキオースがいる限り赤単色の創界神ネクサスなら無理やり動かすことができるので、発展が続いていくデッキタイプだと思います。

それでは。