黄色デジモン自体はまあまあ強いけどサクヤモンがどうにもならないのでなんでどうにもならないのかを説明する記事。なんとかして使いものになるようにサクヤモン[2]をだして強化してください、お願いします。


1.デジモンがバーストを踏みやすいという問題

これに関してはどうにもならないし、逆にデジモン故の強みとも言えるので解消しようがないです。デジモンデッキと言えば進化によってアドバンテージ源となる成長期を回収し、成熟期、完全体、そして究極体と繋げて詰めていくのが基本です。そしてその過程で大半は召喚時効果を使うことになり、それが手札アドなりを稼ぐ手段となっています。つい最近のカードテキストなら召喚時の使用に関しては"できる"というテキストになっているため、プレイヤー判断で敢えて使わないという選択が取れることが増えてきましたが、それでも使わないと動けないなんてことも多いですし、何よりも進化により一度手札が増える状態になるため手札増加時のバーストは回避しようがありません。中でもきついのがグリードサンダー、メタリフェル、フェンリグ辺りで手札をリセットされる、進化過程のデジモンを潰されるとひとたまりもなく、究極体にたどり着かないこともあります。これがデジモン使う上での課題で、サクヤモンが使える使えない以上にそこまでたどり着けないことが多いのが問題です。


2.系統的に既存の黄色デジモンとシナジーがない

同弾で比較してデュークモンやセントガルゴモンが使いやすく強いと言われるのは先ほどの進化の問題に関してデュークモンならグラニ、セントガルゴモンなら装甲などの耐性持ちがある程度解決策となるため使いやすい一因となっているように思います。黄色デジモン自体にもエンジェウーモンという耐性持ちはいますが、残念ながら系統の違いでサクヤモンとシナジーがなく、エンジェウーモンが残りサクヤモンに煌臨できたとしても、肝心のサクヤモンが処理されてしまうので状況はむしろ悪くなります。つまり、サクヤモンを使うことが損。それならエンジェウーモンがいる状態でホーリーエンジェモンやホーリードラモンでアタックかけた方が強い。妖怪という系統のみを見ればドンぬらりひょんはかなり強い部類の破壊耐性を付与することができますが、そこまですると最早デジモンに拘る必要がなく、いくらでも介抱できるという。そしてそれをやると大体他のカードでやれっていう中途半端さに。どうやってもサクヤモンである必要性がなくなってしまうのです。


3.牧野留姫とサクヤモンのシナジーがデザインされすぎてる故に微妙。

発売するまでネガキャンしないでおこうと思ったから書かなかったけど、明らかにデザイナーズコンボ目指しすぎて他2枚の3倍以上使いにくい。僕の身辺にいた人達には少し言ってたけど、サクヤモンどうにもならなそうって話してたその原因の一端がこれ。狙いすぎてサーチの少ないバトスピだと留姫の神域が使いにくすぎるし、神技に関してはまだましだけど、それでもライフゲームに関わるカードにスピリット以外にアルティメットって言う種別のカードがあるもんだから刺さらない。ついでに言うなら白がブロック不能を普通にやるわりには黄色はそれが許されないのがわからない。流石に種別の指定なしになんでもかんでもブロック不能にしちゃうのはどうかと思うけど、レベル指定なしでブロック不能でよかったでしょ。なんでわざわざワンステップ踏んでるのに白よりも微妙なんだい。


デジモンが好きな人なのでちょっと使い物にならないもの刷られてもと思ってしまうわけです。デュークモンがあれだけの完成度のデッキが作れるし、白としてデジモンがしっかり纏められるレベルにテリアモンからセントガルゴモンのラインで強化できたのにサクヤモンはどうしてこうなってしまったのかと思わずにはいられません。黄色デジモンがそこそこ強かったというのはわかるんだけど、サクヤモン入れるならブレイブ入れた方が良いぐらいの性能にされても困る。シンボル1ターン増えないの知った時の僕の失望感と言ったらないですから。

アマハラとかインディーダとか妖怪や導魔がメイン系統となってもおかしくなさそうな世界観の創界神が来年にはくるでしょうが、僕らプレイヤーが求めてるのは少なくとも"今"遊べるカードです。後々のシナジーとか考えることが多いのはわかりますが、デジモンコラボなんだからそこに系統指定もってけば調整効いたと思わざるを得ません。実際にデュークモンはそれができたわけですからサクヤモンも頑張って欲しかったです。

おわり