ポケカしたい人、hitoyasumiです。
ポケモンカードゲーム、通称ポケカ流行ってますね。僕もやりたい人の一人です。
ですが、今のポケカバブルと言わんばかりカード単価の高騰及び相次ぐ品薄、どうしてこうなってんの？って疑問に思う人も少なからずいるかと。知ってる人は良いですが、TCGが好きで他の畑に興味がある方は少しお付き合い下さい。
というわけで、今ポケカ界隈がどうなっているのかをポケカにわかが知っている限りの情報と他TCGゲームの状況と合わせてご説明。
1、どうしてこんなにポケカが流行っているの？
火付け役は間違いなく、7月13日発売のGXスタートデッキであったと思います。このデッキ、なんとポケカに必要な60枚のデッキや紙製ながらもダメージカウンターなどのキットが500円と言うワンコインプライスで買えてしまうもので、まさに何も知らない初心者が始まるのにぴったりのセットでした。
更に言えば看板にGXポケモンという強力なカードも付いてるので、始めたばかりの初心者もなかなかスリリングなバトルができるという点も魅力です。なお、現在入手困難。今月末から再販らしいよ。
しかし、もちろんこのデッキの前にも500円デッキというのはカードゲームを知ってる方ならご存知の会社、ブシロードがバディファイトというゲームで行なっており、そこ自体には特段珍しさはないのです。(もちろん、カードゲーム知らない人からすると1デッキ1000円なイメージが遊戯王でついてるかも知れません)じゃあなんで、今こんなに大人気でパックすら売ってないような状況なのかと言うと、巧みな宣伝と販売時期にあったと言えます。
2.7月の他社カードゲームの販売状況とポケカの宣伝役となったYouTuber
さて、7月の他社カードゲーム製品の販売を見て見ましょう。主要な発売は初旬にバディファイト、中旬にポケカ、下旬にヴァンガード、バトスピ 、ヴァイスとなっております。
お判りでしょうか？
遊戯王とデュエマが無いのです。
今のカードゲームの2大巨頭は遊戯王とデュエマです。その2つの新作の販売が7月にはなかったのです。
そのあとに続く、ヴァンガードやバトスピ は新作の発売がありましたが、それも下旬。
つまり、7月半ばまで主要なカードゲームの販売がなくぽっかりと穴が空いている中にポケカが存在していたという状況が生まれます。
更に、7月と言えば最近の小学生はもうすぐ夏休み。小学生って今何が好きなんでしょう？
タイトルから察しがつくようにYouTubeが好きです。特にYouTuber。
そう、ポケモンは宣伝にYouTubeという大手動画配信サイトを使いこのスタートデッキを 猛烈にプッシュしたのです。すると、何が起こるか？
面白いお兄さんたちがポケモンのカードゲームをやっている→面白い事が大好きなお兄さんたちがやってるんだ、面白いに違いない→誰か一人が興味を持つ→気になってたんだよね、一緒に始めようという現象が起きます。普通ここでカード揃えるのが大変という障害が発生しますがわずか500円。お菓子数日我慢すれば買えます。
ここに更に、新作の発売がなくマンネリ化した環境に飽きたカードゲーマーにも同様の現象が起きます。500で始められるなら今の環境飽きたし暇つぶしにやらない？って一人が言い出せばあれよあれよという間にポケカに人が流れていきます。すると、あっという間にポケカの潜在的な人口は跳ね上がります。その後やるかどうかは別としてポケカを知っている人が一気に増えるのです。すると、どうなるかというと、みんな大嫌い転売ヤーはポケカに人気が出ていることを知ります。もちろん純粋にやりたい人が大勢だったでしょうが、そこに奴らは紛れ込むのです。はい、争奪戦の参加者は急に増えました 。が、カードゲームって簡単に生産数増やせないんですね。だって工場でカード刷ってて、数ヶ月先の新作まで予定が埋まってるから。たとえ潜在的な人口が急増し、カードを欲しがる人が増えてもその分だけ急にカードの生産枚数増やせないので供給が追いつきません。経済かじった事があればわかるよね、需要に対して供給が追いつかないとどうなるか、そうね、あ、が、りです。
3.カードショップにもカードがない
欲しいカードがある賢い大人はパックを買う以外にもカードショップというものを利用します。しかし、前述のようにあまりにも急な人の流れができてしまい、カードショップの在庫も簡単に一層されてしまいます。すると、お店はカードを仕入れなければ成り立たないので、人気カードを高値で買いとろうとします。すると、この値上がりにつけこんである生き物が活発に活動します。そう、転売ヤーです。何も知らないながらも人気カードを知った転売ヤーはカードを買い占めます。すると、ただでさえ枯渇していた人気カードは市場から消えることとなります。買取の集まらないショップはまた買取を上げるだけでなく、他のショップに持っていかれても困るので周りのショップよりも高い買取をだします。
もう分かったでしょう？
4.9月1日、ついに新ルールへ
ポケカにはレギュレーション変更というのが数年に一度あります。
そのレギュレーション変更のタイミングがなんと今年だったのです。レギュレーションが変わるということは昔のカードを集めるという手間が減るので、新作のカードでカードを集めていけば良く新規参入者が始めるには実に入りやすいタイミングです。すると、7月頃から続くポケカに興味を持っていた人達はこのは機会に始める事を考えます。しかし、既に各地でパックもシングルカードも品切れ、ポケカが始められません。そんな中いつもの様にポケカ実況動画を見ていると新作の"ろすとまーち"とかいうデッキが強いらしい。新品なら発売日なら買えるだろうし頑張って買え揃えよう
5.9月7日、超爆インパクト発売！が。。。
初心者は知らなかったのです。ポケカバブルの現状を、そして翌週に控えた大型公式大会の存在を。
ポケカガチ勢は最近のバブルに危機感を覚えあらかじめ必要分のボックスを予約しておき、初心者も含めた多くの人はポケセンに長蛇の列を作るという現状ならぬ現象、その中にはもちろんバイヤーも。
そして、新作パックは飛ぶように売れ、目玉の一つであるロストマーチのキーカードはその煽りを受け只のレアなのに買取2000円へ。YouTubeで安く作れるって聞いてたから頑張って集めようと思ってたのに。
生半可な気持ちで入ってくるんじゃねーぞ、ポケカにな〜！！
まとめ
今までの動向をまとめるとこんな感じ。要は公式が作り出した入りやすい環境に対して少なからず興味を持った人達が上手いこと巻き込まれていったのが今回の騒動の発端かなと思います。
ちなみに今始めたい人は11月2日にあのカプテテフGXが再録されたパックが出るから買えたら買うといいと思うよ。(この記事を見た貴方なら既にどうなってるかなんとなく想像ついたと思うけど、もう予約分ないから頑張って朝に並ぶんだよ)
それでは。
ポケモンカードゲーム、通称ポケカ流行ってますね。僕もやりたい人の一人です。
ですが、今のポケカバブルと言わんばかりカード単価の高騰及び相次ぐ品薄、どうしてこうなってんの？って疑問に思う人も少なからずいるかと。知ってる人は良いですが、TCGが好きで他の畑に興味がある方は少しお付き合い下さい。
というわけで、今ポケカ界隈がどうなっているのかをポケカにわかが知っている限りの情報と他TCGゲームの状況と合わせてご説明。
1、どうしてこんなにポケカが流行っているの？
火付け役は間違いなく、7月13日発売のGXスタートデッキであったと思います。このデッキ、なんとポケカに必要な60枚のデッキや紙製ながらもダメージカウンターなどのキットが500円と言うワンコインプライスで買えてしまうもので、まさに何も知らない初心者が始まるのにぴったりのセットでした。
更に言えば看板にGXポケモンという強力なカードも付いてるので、始めたばかりの初心者もなかなかスリリングなバトルができるという点も魅力です。なお、現在入手困難。今月末から再販らしいよ。
しかし、もちろんこのデッキの前にも500円デッキというのはカードゲームを知ってる方ならご存知の会社、ブシロードがバディファイトというゲームで行なっており、そこ自体には特段珍しさはないのです。(もちろん、カードゲーム知らない人からすると1デッキ1000円なイメージが遊戯王でついてるかも知れません)じゃあなんで、今こんなに大人気でパックすら売ってないような状況なのかと言うと、巧みな宣伝と販売時期にあったと言えます。
2.7月の他社カードゲームの販売状況とポケカの宣伝役となったYouTuber
さて、7月の他社カードゲーム製品の販売を見て見ましょう。主要な発売は初旬にバディファイト、中旬にポケカ、下旬にヴァンガード、バトスピ 、ヴァイスとなっております。
お判りでしょうか？
遊戯王とデュエマが無いのです。
今のカードゲームの2大巨頭は遊戯王とデュエマです。その2つの新作の販売が7月にはなかったのです。
そのあとに続く、ヴァンガードやバトスピ は新作の発売がありましたが、それも下旬。
つまり、7月半ばまで主要なカードゲームの販売がなくぽっかりと穴が空いている中にポケカが存在していたという状況が生まれます。
更に、7月と言えば最近の小学生はもうすぐ夏休み。小学生って今何が好きなんでしょう？
タイトルから察しがつくようにYouTubeが好きです。特にYouTuber。
そう、ポケモンは宣伝にYouTubeという大手動画配信サイトを使いこのスタートデッキを 猛烈にプッシュしたのです。すると、何が起こるか？
面白いお兄さんたちがポケモンのカードゲームをやっている→面白い事が大好きなお兄さんたちがやってるんだ、面白いに違いない→誰か一人が興味を持つ→気になってたんだよね、一緒に始めようという現象が起きます。普通ここでカード揃えるのが大変という障害が発生しますがわずか500円。お菓子数日我慢すれば買えます。
ここに更に、新作の発売がなくマンネリ化した環境に飽きたカードゲーマーにも同様の現象が起きます。500で始められるなら今の環境飽きたし暇つぶしにやらない？って一人が言い出せばあれよあれよという間にポケカに人が流れていきます。すると、あっという間にポケカの潜在的な人口は跳ね上がります。その後やるかどうかは別としてポケカを知っている人が一気に増えるのです。すると、どうなるかというと、みんな大嫌い転売ヤーはポケカに人気が出ていることを知ります。もちろん純粋にやりたい人が大勢だったでしょうが、そこに奴らは紛れ込むのです。はい、争奪戦の参加者は急に増えました 。が、カードゲームって簡単に生産数増やせないんですね。だって工場でカード刷ってて、数ヶ月先の新作まで予定が埋まってるから。たとえ潜在的な人口が急増し、カードを欲しがる人が増えてもその分だけ急にカードの生産枚数増やせないので供給が追いつきません。経済かじった事があればわかるよね、需要に対して供給が追いつかないとどうなるか、そうね、あ、が、りです。
3.カードショップにもカードがない
欲しいカードがある賢い大人はパックを買う以外にもカードショップというものを利用します。しかし、前述のようにあまりにも急な人の流れができてしまい、カードショップの在庫も簡単に一層されてしまいます。すると、お店はカードを仕入れなければ成り立たないので、人気カードを高値で買いとろうとします。すると、この値上がりにつけこんである生き物が活発に活動します。そう、転売ヤーです。何も知らないながらも人気カードを知った転売ヤーはカードを買い占めます。すると、ただでさえ枯渇していた人気カードは市場から消えることとなります。買取の集まらないショップはまた買取を上げるだけでなく、他のショップに持っていかれても困るので周りのショップよりも高い買取をだします。
もう分かったでしょう？
4.9月1日、ついに新ルールへ
ポケカにはレギュレーション変更というのが数年に一度あります。
そのレギュレーション変更のタイミングがなんと今年だったのです。レギュレーションが変わるということは昔のカードを集めるという手間が減るので、新作のカードでカードを集めていけば良く新規参入者が始めるには実に入りやすいタイミングです。すると、7月頃から続くポケカに興味を持っていた人達はこのは機会に始める事を考えます。しかし、既に各地でパックもシングルカードも品切れ、ポケカが始められません。そんな中いつもの様にポケカ実況動画を見ていると新作の"ろすとまーち"とかいうデッキが強いらしい。新品なら発売日なら買えるだろうし頑張って買え揃えよう
5.9月7日、超爆インパクト発売！が。。。
初心者は知らなかったのです。ポケカバブルの現状を、そして翌週に控えた大型公式大会の存在を。
ポケカガチ勢は最近のバブルに危機感を覚えあらかじめ必要分のボックスを予約しておき、初心者も含めた多くの人はポケセンに長蛇の列を作るという現状ならぬ現象、その中にはもちろんバイヤーも。
そして、新作パックは飛ぶように売れ、目玉の一つであるロストマーチのキーカードはその煽りを受け只のレアなのに買取2000円へ。YouTubeで安く作れるって聞いてたから頑張って集めようと思ってたのに。
生半可な気持ちで入ってくるんじゃねーぞ、ポケカにな〜！！
まとめ
今までの動向をまとめるとこんな感じ。要は公式が作り出した入りやすい環境に対して少なからず興味を持った人達が上手いこと巻き込まれていったのが今回の騒動の発端かなと思います。
ちなみに今始めたい人は11月2日にあのカプテテフGXが再録されたパックが出るから買えたら買うといいと思うよ。(この記事を見た貴方なら既にどうなってるかなんとなく想像ついたと思うけど、もう予約分ないから頑張って朝に並ぶんだよ)
それでは。
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